映画鑑賞
Jul
2018
2018
20
なかなかいい映画だった!
TOPシーンが展覧会場で守一の「伸餅」の絵を観て天皇陛下が
「これは何歳の子が描いたの?」たったこのワンシーンだけの出演の林与一。
文化勲章受章の内示を断られて電話の受話器を置くだけのワンシーンを演じたのは
嶋田久作
朝ドラ「半分、青い」に出演の100均の店長だ。
あとは30年間自宅の庭から出たことがないという守一。その庭の小さな生き物の描写の丁寧なこと!
山崎努演じる守一はそのもののようでした!
守一の写真を撮りに来ていた者に
「君、蟻は左の二番目の足から出すのわかるかい?」
と、身体を横たえてひたすら蟻の歩く様子を観察。
本当にそこまで見極めちゃうのか!?
妻役の樹木希林はホントに素敵。
この妻あっての守一さんだったのかな~。
ふと思い出した!
昔、305で「一枚の絵」の展示会をしたことがあったのです。
20年以上前のことですのであまりご存じない方も多いと思いますが。
商品のハンガーごと全部裏の事務室に押し込んで、大きな白いボードを運び込んでそこに色々な画家の絵を掛けて売る・・・。
今思えばあれはバブルの頃だったのでしょうね。
一枚10万も20万もする絵がよく売れました!
その中に確か熊谷守一の色紙があったような・・・
それは書で一文字「土」と書いてあったのではなかったか。
熊谷守一って画家だと思ってたのに「書?」と思った記憶がある。
そして値段もかなりだったような気が・・・覚えていませんが。
そんな昔のことも思い出し、ゆったりとした時間を過ごせた定休日でした。