日本語の授業
2023
先日の日本語教室の生徒さんは中学2年生。
生徒は1ヶ月で変わります(8月はベトナムの若いママでした)。
9月から多分(毎回必ず出席するとは限らないので)、彼女の担当になるのかな?
中国の上海から5月に来日したとのこと。
お母さんと一緒に教室に来ています。
志木中の2年生に編入しているそうですが、中国の同級生は9月から3年生になるのだとか。
すでに中学校で学んでいるわけですからかなり日本語の会話はスムーズです。
この間の学習は第27課の練習問題から。7番の「ドラえもん」の文章読解から8番の問題へ。
ドラえもんのアニメはもちろんよく知っていました!
「ドラえもんのポケットから何か出してもらえるとしたら何が欲しい?」と聞いたら
「タイムテレビ」だそうです。
「そうなんだ!未来の自分がどうなっているか見てみたい?」
「ハイ、ワタシがミライにドンナ セイカツをシテイルカ ミテミタイデス」
「そう!でも怖くない?」
とおばさんは思ってしまうのですが、若い彼女は将来に夢溢れているようでした!
「中国で好きなアニメとかありますか?」
と聞いたらそれから話が止まらなくなりました(笑)。
それは「熊出没→◇」というアニメで、中国人なら誰でも知っているとのこと。
スマホのYouTubeでそのアニメを出して色々説明してくれました!
登場人物はまず、熊の兄弟2頭 そして木を伐採する人だと・・・
「あ〜 木こりかな? どっちが悪者?熊?」
「チガウ!木コリが木をキッテ、シンリンをコワス・・」
どうやら森に住む熊の兄弟が森林を伐採しようとする木こりとの対決のアニメーションらしい・・が、それが回を重ねるごとに登場人物も増えていき、話も面白おかしくなっていきます。
そのYouTubeの映像を見せてもらいながら一生懸命あらすじを教えてくれる彼女に私もドンドン引き込まれていき・・・
「このアニメの日本語版見てみた〜い!!」
そして話は終わらず、気がつくとこんなメモをしながら喋り続けていました!
(ランダムに書いていたので自分でも説明がつきません)
上海の素晴らしいスポットの画像や、しまいにはスイーツの画像まで。
若い彼女はスマホを駆使して止まらない!!
それから上海では若者は皆、
「你好(ニーハオ)」とか「謝謝(シェーシェー)」とか言わない
「おはよう」「こんにちは」
「ありがとう」
「チョーすごい!」
「マジ?」
・・・という言葉が飛び交っているようですよ!
アニメの影響なのか・・。
2時間の授業時間があっという間に過ぎてしまいました!
「今日はあまり勉強できなかったね」
「イヤ〜楽シカッタデス!!」
こんな日があっても ま、いっか!
おばさん(おばあちゃんか)も楽しかったです。
福島の処理水を巡っては中国人からの嫌がらせ電話が問題になっていますが、ここの教室に来る中国人の方は皆、日本人をリスペクトしてくれています。
もちろん、こちらも教室に通ってくる中国人、ベトナム人にしてもスリランカ人にしても皆、優秀で真面目な方達だな〜と思っています。
彼女も日本の文化が好きだ、と言っていました。
個人対個人ではすごく友好的なのに・・・。
あまり偏った報道はしてほしくないですね。