宮脇綾子展に行ってきました
2025
昨日、友人と東京ステーションギャラリーで開催中の
「宮脇綾子の芸術」展に行ってきました!
素晴らしい、のひとことです!
副題に「見た、切った、貼った」とあるように、徹底的な観察眼で野菜や魚などをモチーフにして数ある布を吟味して、切り、これまたいい土台布に貼り付けたり、アップリケしたりして仕上げていくのです。
いわゆる「布絵」ですね!
305でも「布絵展」を何回か開催しました。
私の姉がそのグループに入っていたのでその伝手で開催できました。
体験教室もしましたね!
色々思いだします‥
その姉からこの展示会を知りました。
昔、母がこの宮脇綾子さんの作品の図録を持っていたのを思いだして引っ張り出してみました。
まだ宮脇綾子さんも生きていらした頃の図録です。
今回の展覧会にも出品されていない作品もたくさん載っていました。
これは一番初めに出来た作品だそうです。
「椿」1945年で、
「これが出来た時、うれしくてうれしくて、ふすまに画鋲でとめて、ありがとう!!思わず手を合わせました。」
というコメントがありました。
主役の椿を引き立たせるために周りを白の(多分)毛糸で縁取り、それを地模様の入った少し薄い色の生地を土台にし、さらにもっと濃い色の格子の生地で額縁に。そして角を2色のステッチで留める・・・
なんか本当に主役の椿を愛しんでいるように思いました。
そして必ず作品のどこかに入っている「あ」という綾子さんの頭文字。
それにも変化が見られました。
この初めての作品には椿の左下に「M.」と赤で付いていました。
「宮脇」の頭文字ですね。
「あや」という時も「アヤコ」というのもありましたがほとんどが「あ」という一文字で、もちろん頭文字の「あ」ではあるのですが、もう一つ作品を「あ」と思って見ていただくという意味もあるのだそうです。
作品を一つひとつじっくり観ながら、この「あ」という文字の一つがどんなに作品を引き立てているか、その位置だったり、色だったり。
楽しく、感心したり‥
何よりお持ちの布の種類の豊富なこと!
そして素敵な生地ばかり!
至福の時でした。
2/23の日曜美術館で放映されるそうですよ!
観終わってからは腹ごしらえ。
新丸の内ビル5Fの韓国料理のお店で食べてきました。
純豆腐鍋
グツグツ熱々で適当に辛くて、ナムルもたっぷり。
¥1,250
美味しかったです!