京都の旅②
2023
2日目。
この日の夜はかの有名な料亭「菊乃井」さんでK君がご馳走してくださる(K君と村田シェフはいとこ同士らしい)とのことで、昼食は抜きにしよう!と、その代わりホテルの朝食ビュッフェはたっぷりいただきました!
街中でタクシーを拾うのは至難のわざ(らしい)。運転手さんも減ってタクシーの台数が減っているようですからね。
ホテルで呼んでもらって、先ずは銀閣寺まで。観音殿
金閣寺に比べてホントに地味銀沙灘・向月台の先に銀閣を望む
なんか、この静かな佇まいがいいね展望台へと上り銀閣観音殿を望む
銀閣寺を出て、哲学の道を歩きました。
京大の哲学者が散策した道、ということが名前の由来らしいです。少し行くと、橋の欄干に座って何やらゴソゴソと・・
友人がいきなり
「あ!おじさん、テレビに出てなかった!BSかなんか・・」と。
「あ〜、なんのテレビやった?」
どうやらいろんなテレビに取り上げられているらしい・・
笹舟を作って道ゆく人に持たせて、ここから舟を流させる私たちにも3つ作ってくれ、
「ここからそのままパッと手を離してごらん!」
私以外の二人は舟も倒れずそのまま流れて行きましたが、私のは転覆。
もう1艘作ってくれて今度は成功。
倒れたままだと不吉ですからね! やさしいおじさん次なるは永観堂 禅林寺 みかえり阿弥陀が有名
ここが一番、紅葉が進んでいたかな〜
次は南禅寺
よくテレビのCMで、この3つの空間から真っ赤な紅葉が映し出されていませんでしたか!
京都の紅葉と題して・・・
全然、赤くない・・・琵琶湖疏水の水路閣
これが上から見た流れている様子です。
琵琶湖から引いているのですね。
南禅寺境内の景観に配慮した設計・デザインになっていて煉瓦のアーチがかっこいいです。
さて、今日の観光予定はここまで。
夕食の約束時間まではまだゆっくり。
バスか地下鉄で行きたいところだけど、よく地理がわからない。
スマホのGoogle mapも駆使して歩きながら、道ゆく人に道を尋ねながら、歩いていると
「この道路、見たことある感じがするね」
と、言ってたら、なんだ、宿泊しているホテルの道だった!
時間もあったので一旦ホテルに戻り、荷物も軽くして、いざ「菊乃井」へ
本当はタクシーで行きたいところだったけど、歩いて15分位というから・・途中、知恩院のライトアップを横目に。
ちょっと道に迷い、尋ねた人はこれから清水寺のライトアップを見に行くところだから、と途中まで案内してくれました
京都は今、どこもライトアップだらけ!やっと到着
最初にテーブルに置かれていた盃
その裏側
「夕顔や秋はいろいろの瓢(ふくべ)哉」芭蕉
の句と共に瓢箪の絵
もちろんこれは帰宅してこの画像を見て気がつき、調べたことです。
他の人のも同じだったのか・・その盃を持って女将さんも交えて、先ずは乾杯の図
さて菊乃井さんの夕餉の始まり、始まり〜お盆にはうやうやしく和紙に包まれたもの
和紙を開くと
八寸:鮟肝・山葵菜漬け・占地・唐墨・鴨肝松風・慈姑煎餅・海老共焼き・紅葉烏賊・松葉素麺・粉噴き銀杏
・・・とお品書きに書いてありました。もはやどれがどれだか・・(笑)先付:香箱蟹飯蒸し・生姜
蟹のドリアみたいで美味しかったです向付1:明石鯛・まながつお昆布〆 あしらい一式
向付2:鮪・黄味醤油・辛子
この鮪、トロッとしてほんと美味しかった!黄味醤油にたっぷりつけて。煮物碗:錦秋碗・丹波真丈・海老・銀杏・栗・結び人参・柚子・菊菜・菊花
焼物:4人分まとめて乗せてあります
↑ 個別に分けて杉板を外したところ・・かます杉板焼・椎茸・胡桃飴煮
強肴:うずら鍋・小蕪・金時人参・なめこ・無碍の芋・牛蒡・九条葱・柚子
うずら鍋はうずらの卵が入っているのではなく、うずらのお肉で煮込んでます御飯:いくら御飯 三つ葉
↓このご飯を分けてもらいました御飯:ご飯は茶飯、ほんの一口にしていただきました
止碗:白菜すり流し・厚揚げ・黒胡椒
香物:柚子蕪・蕪菜浅漬け・白菜漬け・割干し大根・塩昆布
水物:代白柿・ブランデー
そして最後にお抹茶とこのお茶うけのお菓子
なかなか自分では味わえないお店でおもてなしを受け、ありがたい御膳でした!
なんだかK君の話を聞いていると色々お顔も広く、
「へ〜」
「ふ〜ん」
「はあ〜」
と耳にしながらひたすら食べてる私でした(笑)!
帰る頃には雨も降り始め、ホテルまでタクシーを呼んでもらって帰りました。
この日も歩いた、歩いた17,900歩
3日目のことはまた、後日。