よいお年を!
Dec
2024
30

先日、テレ朝のモーニングショーで、林修のことば検定を見ていたら
「よいお年を」の本来の使い方は?
という問題をやっていました。
①年末最後1週間のみ
②大晦日には使わない
の、どちらが正しいかという問題です。
(いつも3択ですが、大体3番目はくだらない駄洒落なので殆ど2択です)

「よいお年をお迎えください」が正しい言い方ですね。
江戸時代の頃はツケの清算を年末に行っていたので、それをきれいにして気持ちよく新年を迎えられますように、という意味で使われ出したようです。

で、その使い方ですが、現在はツケの清算ではなく
「年末の行事を無事終わらせて、よい年を迎える準備を完了してください」という意味で使う挨拶だそうです。
なので使うのは年の瀬ですが、①の「年末最後1週間のみ」という決まりはないとのこと。
②の「大晦日には使わない」が正解ですが、大晦日にはもう新年を迎える準備は終えているはずなので、大晦日には使わない、というのが正しいマナーだそうです。

いつもお正月を迎えるにあたってギリギリまでバタバタしている私ですが、大晦日にはこの言葉を使わないのがマナーと言うので、慌てて今日、ご挨拶いたします。

「皆様、どうぞよいお年をお迎えください。」

そういえば、日本語教室の年内最後の授業の時、ボランティアの一人が各国の言葉で
「みなさん よいお年を」というのを書き出してくれました。


斜めから撮っているのでちょっと見にくいですが
上から英語・中国語・ベトナム語・スペイン語・フィリピン語・タイ語・ネパール語です。
今、教室に通ってきている方たちのお国です。
英語、中国語あたりは何とか理解できますが、下の方はさっぱり・・・
タイ語に至っては区切りもないし、もはや記号!
タイの方に読んでもらいましたが、絶対覚えられない!!
「難しくないですか?」と聞いたら意外にも
「難しいです。日本語のほうが易しいです」とのこと。
自国語のほうがみんな易しい、と思っているのかと思ったらタイの人でも難しいんですね!!
文盲率が高いかもしれませんね。

と、いうわけで再度

どうぞよいお年を!